新米SP・須賀隼鷹は、配属された第五係の係長・宗方公輔の顔を見て驚く。それは、数ヵ月前の刑事時代、単独捜査中のミスで犯人達に捕われて媚薬を射たれた須賀を助け、体を宥めるためと称し抱いた遊び人風の男・翔と瓜二つだったのだ。だがクールで禁欲的で隙のない、キレ者オーラを全身から漂わせる宗方と、淫らな言葉とテクニックで須賀の体を弄んだ翔が同一人物とは思えず、ただの他人の空似と結論づけるが…。