技術革新の進んだ、あまり遠<ない未来。進化したバイオテクノロジーは禁忌とされていた『ヒト』のクローニングをも可能にしてしまう。その違法クローンを取り締まるための機関が「警視庁特務6課」だ。捜査官、奥井智裕の今回のターゲットは記憶の不安定な少年、瑞生。捜査をするために近づいたはずの彼を、奥井は本気で助けたいと思うようになるが瑞生の心には「高瀬」という絶対的な存在があって……。白い花の森に降る、サイバー・ラブロマンス。