公務員の柴田若菜は異動の辞令がくだってしまう。それも眉唾物と言われている“縁結び担当課”への配属だった。部長の稲葉圭司は神が視える“産土神鑑定士”で、同じく神が視える若菜を直々に指名したということだ。最初こそ慣れない業務に戸惑う若菜だったが、神と人との仲介人としてやりがいのある仕事に覚えず傾倒してしまう。稲葉は高天彦という男神と専属契約をしており、ふたりと一柱で力を合わせて問題を解決していくが、若菜と専属契約したいという女神が行方不明で――!?