冒険者メイム・トゥールは、義憤に駆られたすえ、死霊使いラーイーの拠点「葬送宮殿」に単独で突入する。だが、なぜかラーイーに気に入られ、彼によって城内に軟禁されてしまう。はじめは抵抗していたメイムだったが、ラーイーのかかえる孤独を知り、彼に対して、情をいだくようになる。そんな折り、義足の情報屋ことアスターに助けられるが、気持ちは完全にラーイーのほうに傾いていた。そうして、王都に帰還したメイムは、ラーイーとアスターの間にあるつながりを知る。