著者がOLの友人から聞いた心霊体験談。それに物語性を加えてソフトホラー調の怪談話にした。航空会社客室乗務員を退職に追い込んだ『客室乗務員につきまとう霊』、親友がなぜかお守り代わりにしている『祖母の形身』、会社で起きる不可解な現象に悩まされる『肩を叩くのは』の三作品。死んでも魂はこの世に存在し、生きている人間を想い続けるのだろうか。