人々が飢饉に苦しむ中世を舞台に、ケダモノのように生きてきた少年・アシュラがたどりつく結末を描いたジョージ秋山の問題作「アシュラ」の完結編。迷いの六道、その中でもあわれで痛々しい阿修羅道について旅人へ語る法師は、まさに阿修羅道を突き進んで生きる少年・アシュラを思い出す。同じ頃、腹をへらしたアシュラは、ある家族の家に入って食べ物を恵んでもらおうとするが……!?