遠井夢二は大スターになる日を夢に描いていたが、ある事件をきっかけに病身の母を置いて上京、作曲家の里口の下に弟子として入る決心をする。「人間なんて星屑みたいなもの……」。幼い頃に聞いた母の言葉に突き動かされ、欲望の中を生きる、青年の姿とは…!?