中瀬史弥は、憧れの脚本家・北嶋東行に「自分の所へ来ないか」と誘われる。才能と整った容姿から世間の注目を浴びる北嶋が、なぜ自分に目を掛けるのかわからず戸惑ったものの、それから三年間、史弥は内弟子として必死に仕事を続けていた。厳しい北嶋が時折覗かせる優しさに、気付けば心惹かれていた史弥。想いを秘め続けるつもりだったが――。 ※本文にイラストは含まれていません