繁華街にいくつもの店を抱える若き社長・太刀川篤典は、失脚させた男の『人形』を代わりに引き取れと要求された。 そこで出会った、四朋つかさ――ただ一人の主人のための『人形』として育てられた少年に、ひと目で心惹かれる。 篤典は、彼の意思を尊重しようとするが、『人形』という存在であることを強制されてきたつかさは、その優しさと温もりに戸惑うばかりで…。 ※本文にイラストは含まれていません