絶大な人気だったにも関わらず、僅か二年で姿を消し『幻の画家』と呼ばれている正体不明の画家・アルファ。その作品を多数展示するミュージアムの若きチーフキュレーター・津田史生の元を突然訪れたのは"ギフテッド"と呼ばれる天才児・緒方瑛だった。瑛がアルファの作品の所有者であり、史生が代理人であることを示す書類を持つ彼は、事実を知りたいと執拗に史生にせまり……。 ※本文にイラストは含まれていません