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2024/02/21
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余命一年、男をかう

著者名: 吉川 トリコ
作品詳細

「いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」この一言からすべてが変わったーー。楽しくなくても、平気で生きてきたはずなのに。コスパ重視の独身女性が、年下男に数十万円を渡してはじまる涙と笑いの物語節約とキルト作りが趣味の40歳独身、片倉唯。健やかでコスパのいい老後を迎えるために頑張っていたが、無料で受けた検診で子宮がんと告知される。病院のロビーで会計待ちをする唯に、ピンクの髪の男がお金を貸してほしいと頼んできた。人生はどこまでお金で割り切れるのか。涙と笑いの第28回島清恋愛文学賞受賞作。幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていたーー「これでやっと死ねる」。趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。病院の会計まちをしていた唯の目の前にピンク頭(ヘア)の、どこからどうみてもホストである男が現れ、突然話しかけてきた。「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。この日から、唯とこのピンク頭の男との奇妙な関係が始まる。

出版社:講談社
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