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【内容紹介・目次・著者略歴】13世紀以降のモンゴル法典とそれ以前の中文史書に見る遊牧民の法的慣習に関わる記録とが、相互連関関係にあることをつきとめた力作。【目次】I 法制史料1 環境と民族2 一三世紀以降のモンゴル法典a チンギス=ハーンのヤサ b アルタン=ハーンの法典 c 旧・新のオイラト法典 d 旧・新のハルハ法典 e 清朝の蒙古例を類聚した諸法典 附 自治外蒙古の勅定蒙古律令3 北方ユーラシア法系への構想II 刑法1 一三世紀以前の中文史料a モンゴリア高原の遊牧民 b 東北アジアの狩猟民 c 中文史料に顕在する賠償制2 モンゴル法典に見る刑法3 一三世紀前・後の史料問に顕在する共通性a 家畜賠償と家畜罰 b 実刑4 一九世紀中葉に見る実刑への転換5 裁判の逓序と法の適用III 婚姻1 一三世紀以前の中文史料a モンゴリア高原の遊牧民 b 東北アジアの狩猟民 c 中文史料に顕在する共通性2 モンゴル法典に見る婚姻a チンギス=ハーンのヤサ b アルタン=ハーンの法典 c オイラトの法典 d ハルハの法典 e 清朝の蒙古例 f 勅定蒙古律令3 一三世紀前・後の史料問に顕在する共通性IV 相続1 一三世紀以前の中文史料2 モンゴル法典に見る相続a チンギス=ハーンのヤサ b アルタン=ハーンの法典 c オイラトの法典 d ハルハの法典 e 清朝の蒙古例 f 勅定蒙古律令 3 中文史料の再吟味a 鳥桓 b 契丹4 モンゴル法典に見る家父長権V 牧畜1 一三世紀以前の中文史料2 モンゴル法典に見る牧畜a チンギス=ハーンのヤサ b アルタン=ハーンの法典 c オイラトの法典 d ハルハの法典 e 清朝の蒙古例 f 勅定蒙古律令3 家畜の保有4 牧地の利用VI 狩猟1 一三世紀以前の中文史料2 モンゴル法典に見る狩猟a チンギス=ハーンのヤサ b アルタン=ハーンの法典 c オイラトの法典 d ハルハの法典 e 清朝の蒙古例 f 勅定蒙古律令参考文献あとがき島田 正郎1915〜2009年。東洋史学者、法制史学者。東京帝国大学文学部東洋史学科卒業。元明治大学総長。法学博士(明治大学・論文博士)。著書に、『東洋法史要』『遼代社会史研究』『世界史要』『遼制の研究』『祖州城 東蒙古モンチョックアゴラに存する遼代古城址の考古学的歴史学的発掘調査報告』『遼の社会と文化』『東洋の法の歴史』『世界史』『アジア 歴史と法』『東洋法史』『遼制之研究』『遼史』『遼朝官制の研究』『遼朝史の研究』『清末における近代的法典の編纂』『北方ユーラシア法系の研究』『清朝蒙古例の研究』『明末清初モンゴル法の研究』『清朝蒙古例の実効性の研究 東洋法史論集第7』『契丹国 遊牧の民キタイの王朝』『北方ユーラシア法系通史』『西夏法典初探 東洋法史論集 第8』などがある。
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