著者名:
桂 秀樹 | |
ひと目でわかるイラスト図解《講談社 健康ライブラリーイラスト版》【歩くとすぐ息切れする喫煙者は要注意】COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、「肺の生活習慣病」といわれ、長年の生活習慣の結果として現れます。大きな原因は、タバコです。タバコの煙によって肺や気管支に炎症が起こって傷つき、咳や痰が出て呼吸がしづらくなります。喫煙者でふだんから咳や痰がよく出る、歩くとすぐ息切れがする、という方は、すでにCOPDが進んでいる可能性が高いと言えます。放置する期間が長いほど、危険度は高くなります。初めての検査で重度のCOPDと診断されることも珍しくありません。呼吸困難によって寝たきりになる危険性もあります。病気の進行と生活の質(QOL)の低下をもたらす原因は、COPDへの知識不足です。本書では、病気の基礎知識から悪化を防ぐ暮らし方、動ける体づくりのための治療法まで徹底解説します。【主なポイント】*COPD(慢性閉塞性肺疾患)は肺胞や気管支で炎症が起こり、肺が壊れる病気*咳や痰、息切れが代表的な症状で、ゆっくり現れるため気づきにくい*風邪などで急激に症状が悪化し(「憎悪」)、命を落とすことも*患者さんの約9割が喫煙者の「タバコ病」*診断の決め手は「スパイロメトリー」、4段階の重症度がわかる*禁煙は必須の治療法。新型タバコもNG、完全な禁煙を*治療の目標は息苦しさを改善して動ける体をつくること*息切れの重症度で使い分ける「気管支拡張薬」が基本の薬*運動と食事を中心に「呼吸リハビリ」で動ける体をつくる【本書の内容構成】第1章 壊れた肺は元に戻らない――基礎知識第2章 肺や体の機能を調べる――検査と診断第3章 息苦しさを改善する――禁煙と薬物療法第4章 動ける体をつくる――呼吸リハビリ第5章 悪化のサインは見逃さない――緊急時の対処※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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