涌井和沙は、目を覚ますと病院のベッドにいた。戸惑っているうちに、「モリさん、目覚めたんですね」と看護師から声がかかる。沸き起こる違和感に鏡をのぞいた和沙は驚愕する。映っていたのは赤の他人だったのだ。身体だけが別人になってしまったことにパニックになる中、追い打ちをかけるように新たな事実が判明する。涌井和紗は一年前、何者かに殺害されたというのだ! 衝撃のラストに思わず震える再読必至のミステリー!