台湾マフィアの幹部にして至高の美貌を持つ桃李には使命があった。それは世界的規模の闇金融ブラックバンクの大幹部・荒屋敷を懐柔すること。しかし、荒屋敷にもまた、消えた龍頭・飛龍の行方を探るため、李家の内情を調べるという任務があった。それぞれの思惑を胸に二人は接近し、一夜を共にしてしまう。抱かれても愛してはいけない。わかっているのに荒屋敷との逢瀬に、桃李は幸せを感じていた。だが、関東極道と台湾マフィアの争いは激化し、惹かれ始めていた二人の思いは引き裂かれてしまい!?