「お前はオメガ、獣人種の牝だ」国に不幸を呼ぶとして忌み嫌われる存在の『陰種』である大倭国海軍少佐の顕良。彼は海上で因縁あるイシュメル王国の強襲を受け、漆黒のたてがみを持つ絶対的アルファの王ギルスに、オメガを理由に捕らえられる。抵抗する顕良をギルスは『運命のつがい』と呼び、自慰も知らない清廉な彼に快楽を植えつけていく。そんな忌まわしい存在であるはずの自分に悦楽と愛情を注いでくるギルスに、身体も心も徐々にとろけはじめ…。