著者名:
ローズマリー・ロジャーズ/樫尾朋花 | |
フランスの修道院で教育を受け帰国したレインは、父親が銃で撃たれたことで彼が義賊の〈ネイヴ〉だと知ってしまう。彼女は〈ネイヴ〉に扮し、治安判事の目を父からそらそうとする。しかし、レインが狙った馬車に乗っていた男は、偽のおいはぎにひるまなかった。その男──フィリップにとらえられた彼女は、自分の性別を隠そうとしたが無駄だった。女であることを知られ、着衣を乱されたレインに、誰に命じられてこの馬車を襲ったのかとフィリップは詰問する。事情を話し、なんとか解放してもらおうとこころみたが──。
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