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2024/02/21
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福島第一原発収束作業日記

著者名: ハッピー
作品詳細

「2011年3月11日14時46分----。オイラはその時、福島第一原子力発電所(1F)で原子炉建屋内のオペフロ(建屋最上階のオペレーティングフロア)で作業してたんだ。ドドン! という縦揺れの後、最初のグラグラッという横揺れが、ゆっくりとグーラグーラという大きな横揺れに変わり何分間か続いた。オイラは中越沖地震(2007年)の時、柏崎刈羽原子力発電所の定期検査で作業してた経験もあり、「あぁ、あの時と同じ感じだなぁ…」って思いながら、近くの手摺りにつかまり、両足で踏ん張って何とかその場に立っていた。何分間か経って、その大きな横揺れがだんだん小さくなってきて「柏崎の時と同じく地震が収まる」と思って安心した次の瞬間、ゴゴォー! っという感じの今まで経験した事のない大きな横揺れが始まったんだ」あの時、何が起きていたのか? 今、何が起きているのか?福島第一原発の現役作業員による3・11からの「生」の手記。

出版社:河出書房新社
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