会社の先輩である尾上さんを好きになってから、俺はどんどん嘘つきになってゆく。どれもこれも彼との距離を近づけたいがために。気づかれたら傷つく、抱いてはいけない恋だとわかってはいても欲望は俺を支配していく。想いを伝えられないもどかしさと切なさを描く、ビター・オフィスラブ。