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2024/02/21
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世界標準の戦争と平和――初心者のための国際安全保障入門

著者名: 烏賀陽弘道
作品詳細

「安全保障って、さっぱりわからない」「尖閣とか北朝鮮とか沖縄基地問題とか、難しそう」「ニュースを見ても理解できない」「ミギとかヒダリとか怖そうな話ばかりが飛び交っていて、かかわりたくない」……。そんな読者に向けて、米コロンビア大学大学院で「軍事・安全保障論」の修士号を取得した著者が、兎に角「わかりやすく」をテーマに懇切丁寧に説いた入門書です。「こんなにわかりやすい話だったのか!」と目から鱗の話が満載で、読み始めると途中で止められないこと請け合いの面白さ。最後まで読めば、世界情勢がこれまでよりずっとクリアに見えてくる!ニュースを深く理解できるようになる!この本で強調される大切な考え方●世界の安全保障の主舞台は「海」である。●「海」と「陸」の視点から世界や歴史を見ると、戦争と平和の話の理解が容易になる。●安全保障は軍事とイコールではない。●実際に必要な12の思考・リスクを見積もる時、自国政府の公式声明や公式文書、報道発表だけに依存してはならない。・自国政府の公式声明や公式文書、報道発表だけに依存した報道や論考、主張は警戒する。鵜呑みにせず疑う。・100年単位、世界地図単位のビッグピクチャーから現実を見る。・自国の視点だけから考えていてはいけない。相手国の視点から見れば、同じ現実でもどう見えるのかを考える。・シグナリングを見落とすな。・国際関係は異文化交流である。自国の価値観で他国の行動を評価・予測してはならない。・事実と願望を混同してはならない。・外政と内政は連続して一体である。・2国間での政策は、他国との関係にも影響する。世界は2国間ではなく多国間で成り立っている。・安全保障政策はベネフィット・ロスの差し引きである。・「好き嫌い」「善悪」「勝ち負け」などの価値判断は現実を理解する敵である。・政策決定は多様なプレイヤーが参加する重層的なプロセスである。単層的な思考をしてはならない。

出版社:扶桑社
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