欲望は枯れず。余命宣告をされた男がくすぶる欲求を満たすために──85歳で入院中の竜介は、病気による余命宣告をされてしまった。そこで財産を譲る相手──平々凡々な跡継ぎ候補──を探し出すことにし、介護器具の調整をしてくれている並男を選んだ。とはいえ、自身の人生に思い残しがないわけではない。未だくすぶる性の欲望を満たすために、並男にある条件を提示し、ある方法を使って……書き下ろし終活官能!