幕府大目付格の父親から尾張まで届けるよう言われた「蜜書(淫技指南書)」を桃姫は体中に隠し、若侍・慎之介と奥女中・蒼井をお供に東海道の旅に出る。愛しの慎之介に接近する桃姫だが、彼は蒼井のような「熟女」好み。こんな三人を待ち受けるのは……。「第二回団鬼六賞」優秀賞受賞作家による、書下し時代官能!(解説・睦月影郎)