著者名:
高橋 豊 | |
「がん休眠療法」とは、がんの増殖をとめ、発育速度を遅くすることでがんの進行を遅くする治療法であり、本書の著者である高橋豊教授が提唱し、実践している方法である。患者さん個人のがんにあった量の抗がん剤を継続的に投与することで、がんを眠らせ、結果としてがんと共存しながら長く生きられることができることがわかってきた。個人個人にあった抗がん剤の量であれば、副作用も出にくく、日常生活を送ることが可能になる。その点でも、がん休眠療法は穏やかで長く続けられる治療法である。本書では、がん休眠療法の実態、実際の効果について、がんの種類別にみるがん休眠療法についてなどをわかりやすく紹介する。毎年、新たにがんと診断される人が60万人、現在がんと診断されている人が250万人といわれるなかで求められる画期的なオーダーメイド治療のすべて。
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