著者名:
小宮輝之 | |
出会いと別れ、ときどき新発見!驚きと感動に満ちた、その舞台裏。パンダの出産に徹夜で立会い、逃げ出したカモシカを職員総出で捕獲、忍び込んだ野犬を退治、ゴリラの顔色を読んでゴマをする、産まれたての卵を割ろうとするカラスと闘う……飼育係をはじめとする動物園のスタッフたちは、毎日、動物たちに振り回されながら、数多くの出会いと別れを繰り替えし、試行錯誤を重ねている。動物たちの環境を整える飼育係とは、動物にとって、存在自体が「生存環境」であり、生命線なのだ。動物園の役割は時代とともに変わり続ける。ときには外交のためにパンダやゾウが贈られ、現在は希少動物を繁殖するための「種の保存」を担った。進化し続ける動物園で40年間働き、都内3園の園長を務めた「動物園博士」が語る、動物園のいままでとこれから。【電子書籍版のみカラー写真掲載】
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