疫病や天災などの災いは、「誰々の霊が行っているに違いない」と考えられていた。つまり、人の心の闇が作り出した後ろめたさ、不公正な判断をした罪の意識から怨霊は生まれたのだ!本書はうらみを残して非業の死を遂げた人とその鎮魂をたどることで、日本人が怨霊鎮魂に込めた思いを明らかにする。