尖閣諸島を不法に支配しようとする中国の領土的野心がとまらない。その原因の一端は日本政府と自衛隊が誘引している面がある。陸上自衛隊の「編制」「装備」「作戦構想」が、尖閣諸島を防衛できる内容になっておらず、中国からは、尖閣が隙だらけのターゲットに見えるからだ。尖閣諸島の奪還作戦を遂行するという課題に対して、見当はずれな防衛投資が続いてきたことを指弾し、無人機や長射程ミサイルの導入による起死回生の改革策を提案する。