古今東西、中国人といえば「息を吐くように嘘をつく」が一大特徴として語られてきた。いったい、中国人はいつから嘘をつくようになったのか。聖人孔子も嘘を奨励し、易姓革命もその理論的支柱となった儒教も欺瞞と嘘だらけ。豪傑・英雄も嘘で天下を取る者ばかり。ついに清末には「厚黒学」まで著され、儒教が述べる成功法則は「腹黒さ」だと説いた。現在も中国社会には嘘ばかり。なぜ中国では嘘が氾濫し、約束が簡単に反故にされるのかを解き明かす。