殺された恋人との思い出をたどり、南房総の旅に出かけた井口勲は、安房鴨川駅前の喫茶店で橋爪亜希と名乗る女性と出会う。彼女は携帯のカメラで井口を撮影し、名刺を受け取る。数日後、東京・井の頭公園で亜希が絞殺体で発見された。携帯と名刺から井口が容疑者として浮かぶが、遺体と対面した彼は、自分が出会った女性とは別人だと主張し…。