桑井和助、旧制中学の四年生、童貞。欲望を抑えきれなくなった彼は、いつも駅で会う女学生を強姦するという計画をたてた。声をかけた女学生・しずえは当然拒絶するが、話をするうち、和助は強姦への欲望より、しずえと親しくなりたいという気持が強くなった。あくる日、駅で待ち伏せた和助に、しずえは冷ややかながらも志士の碑まで同行することを提案する。嬉しさに飛び上がらんばかりの和助だったが…。