「どうぞ遠出の旅行、ドライブには呉々もお気をつけて」――五代美奈子のもとに届いた奇妙な不幸の手紙。不安を感じながらも美奈子は大学教授の母・乃理子が弘前の学会に出席するのにあわせ、同じ秋田のホテルを先に訪れる。母を驚かせてやろうという魂胆だった。が、そんな美奈子を待っていたのは、母が事故死したという凶報だった! 状況から自殺と推定されたが、疑問を持った美奈子は真相を探り始める……。