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2024/02/21
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佐藤春夫中国見聞録 星/南方紀行

著者名: 佐藤春夫 著
作品詳細

「あまり日本語で話をしない方がいい。皆、日本人を嫌っているから」―――中華民国初期の内戦最前線を行く「南方紀行」、名作「星」など運命のすれ違いを描く9篇。 佐藤春夫は戦前の二十数年間に中国を五度訪れた。一九二〇年、台湾から対岸の福建省へ。七年後には杭州・南京へ。しかし時代は田漢・郁達夫との友情に暗い影を落とす……。「南方紀行」では東アジア初の社会主義実験都市・ショウ州を訪れているほか、「曾遊南京」で明らかになる蒋介石とのすれ違いなども興味深い。 また、「わが支那游記」は長らく行方不明であったが近年発見された。文庫オリジナル。〈編集・解説〉河野龍也〉目次・星  ・南方紀行 厦門採訪冊   厦門の印象/章美雪女士の墓/集美学校/  鷺江の月明/彰州/朱雨亭の事、その他 ・市井の人々−大陸逸聞−  老青年   南京雨花台の女 ・ 交遊の思い出−郁達夫・田漢−  西湖の遊を憶う   秦淮画舫納涼記   曾遊南京 ・わが支那游記 ・旧友に呼びかける

出版社:中央公論新社
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