著者名:
あざの耕平 著 | |
闇に生きる死者――吸血鬼たちは、大都市の夜にコミュニティーを形成し人に紛れている。六本木の三長老や新宿の女王などの統括の下、時間の流れとは無縁の日々を送っていた。だが。そのかわらぬ毎日のはずが一変。ある日、吸血鬼のなかでも極めつけに怠惰な十二が久しぶりに目覚めると、池袋のまとめ役・白猫が失踪するという大事件が勃発していた。秩序の一角が失われたことで、支配地域拡大を目論む若手は暗躍し、日々のモラルも低下。秘された存在である自分たちの正体が広く知られてしまうことを長老たちは危惧していた。そして十二の元に白猫を訪ねて“人”が現れたことで混乱は激化。十二はその中心におかれてしまった……。「BBB」のあざの耕平が新たに挑んだ吸血鬼の話とは!
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