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2024/02/21
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うたう

著者名: 小野寺史宜
作品詳細

ベストセラー『ひと』 『まち』 『いえ』に続く感動の青春譚!わたしは母を傷つけた。たった一人の肉親を、言葉のナイフで――。あれから13年、後悔ばかりで大人になった。でも、孤独に負けずにいられたのは、母の、仲間の、「うた」 があったから。母がわたしを産んだ歳になった。今、わたしに、湧き出るものがある――。27歳の古井絹枝には、晴らすことのできない後悔があった。中学生の頃、地域の合唱団に所属する母に「一緒にうたおうよ」と誘われたものの、撥ねつけてしまったのだ。母が秘めていた想いも知らずに・・・・・・。大学時代、絹枝はバンドを組んでいた。ギター担当は伊勢航治郎。バンド解散後もプロを目指したが芽が出ず、だらしない日々を送っていた。ベース担当は堀岡知哉。バリバリ働く妻がいるが、自分はアルバイトの身で、音楽への未練も僅かにある。ドラムス担当は永田正道。大学卒業後、父が越えられなかった資格試験の壁に挑もうとするが・・・・・・。かつての仲間が、次の一歩を踏み出そうとする物語。

出版社:祥伝社
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