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2024/02/21
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大きくなる日

著者名: 佐川光晴
作品詳細

『おれのおばさん』シリーズの佐川光晴が贈る、四人家族の横山家の歩みを、周辺の人々の姿を交え描いた九つの連作短編。横山家の長男・太二を、保育士の星野先生が温かく見守る「ぼくのなまえ」。太二の小学校同級生で一人っ子の健人が、祖母の病気を契機に、家族について考える「お兄ちゃんになりたい」。子供の運動会に参加したフィリピン出身の母親が、文化の違いに戸惑う「水筒のなかはコーラ」。念願の私立中高一貫校に入学した太二の姉・弓子が、急速に学習意欲を失った理由「もっと勉強がしたい」。少年サッカーチームのコーチを引き受けた川村家の父親が思わぬ苦境に立つ「どっちも勇気」。保育士の満里子から見た、変わり行く保育の現場「保育士のしごと」。中学テニス部での人間関係のもつれを、太二が思わぬ形で解決する「四本のラケット」。太二に恋する良子が、改めて亡き母の事を思う「本当のきもち」。夫の転職で多忙を極める横山仁美が味わう、太二の中学卒業前の一騒動「やっぱり笑顔」。親、保育士、先生等々、子供たちの成長に関わるすべての人に読んで欲しい感動作です。

出版社:集英社
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