十三歳で逃げるように故国を離れ、隣国で宮廷女官となって四年あまり。〈黄金の淑女(ゴールデン・レディ)〉と讃えられた亡き母譲りの琥珀色の瞳も隠し、目立たず・地味に・慎ましくをモットーに生きてきた――はずが、エリアーヌは予期せぬ事態に陥っていた。完全無欠の貴公子と讃えられる、王子クロードに求婚されたのだ…! エリアーヌは強引に花嫁にされ、クロードのしつけに翻弄されるが…!? 「おまえにはまだしつけが足りないようだな」――訳アリ令嬢とドS王子の素直になれない政略結婚ラブコメディ!