日本橋小伝馬町の牢から出た一人の男。名は夏目影二郎。罪を犯し遠島となる直前、牢から出された影二郎を待ち受けていたのは、腐敗した八州廻りの大掃除という役目だった。大薙刀を鍛え直した名刀「法城寺佐常」と南蛮外衣で関八州に巣くう者どもに立ち向かう。佐伯泰英の原点の一つともいえるシリーズ全15巻が合本版に。※「位の桃井に鬼が棲む」(『夏目影二郎「狩り」読本』所収)を特別収録。2022年4月25日までの限定発売。