農林水産省の酒井恭平は、“サトゥルヌス・リーチ”という未知の寄生虫が日本に入ってくるかもしれない、と聞かされる。対策のため招聘したという専門家、ジャカランダ・マクアダムスを成田に迎えに行った酒井は、ジャカランダがネコ科の動物を連れた、まだ大学生の美女だったことに驚く。戸惑いつつも霞が関に戻ると、農林水産省の上層部と警視庁警備部の人間たちが待っていた。いったい何が始まろうとしているのか……?