舞台は江戸。幕府天文方に出仕の若き旗本、宇田川洋相は甲斐の国に向かい峠道で、河原でむつみ合う男女を見かける。柳のような腰つきに形のよい乳房をもつ女は息をのむような美しさ。明日祝言を挙げる2人はお互いを口を使った愛撫で満足させる。恥ずかしがりながらも興奮する女に男は「おお……お前の恥ずかしいところから、淫らな蜜がじゅわっと湧いてきたぞ」。奇想天外なストーリーの歴史官能ロマン。