著者名:
行枝ローザ/中田恵 | |
「私…も、あんなふうに……」隣で行われている『人形』と総支配人の激しい情交を目の当たりにした女が和也に懇願する。ここは知る人ぞ知る――『人形の館』。反抗的な娘、何も知らない無垢な娘、軽い気持ちで来た娘。この『館』を訪れた娘は、『淑女』になるにふさわしい『人形』として調教される。館の総支配人:透は、首輪をつけられ『飼い主』に太い鎖で繋がれた全裸の『ペット』を預かった。全身には傷跡があり、調教とは名ばかりの凄惨な性的虐待・暴力を加えられていたという。最新医療技術により身体は再生したが、精神的な回復は見込まれない。そこで、精神的な治療を施すため、透は上客である和也に『女の躾け』を頼み込んだ。和也の躾けとは、慈悲深く、暖かい愛のある行為だった……。
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