忘れようと思っても忘れられず、今でも彼の声に似たDJの声を聞いては、一人で自分を慰めていた。そんなとき、仕事先の歯科医にケンカに巻き込まれて歯を折ってしまった男性が訪れる。治療するうちに人当たりのいい彼と仲良くなっていって、彼から二人で食事でもしないかと誘われるけど、その時耳もとにささやかれた声はいつもラジオから聞こえるあの声で…