著者名:
たなはらりうら | |
酷い…何故このような辱めを…!悠羽は村の巫女。生まれながらに白銀の髪、緋色の瞳を持った少女。15年に一度、氏神様を祀る儀式のために育てられた。巫女として、村長の孫として役目を果たすため、村の外れのお堂に行った悠羽は、そこで真っ白な虎と出会う。食い殺される!!そう思った刹那、虎は美しい青年に姿を変えた…。彼が神なのか?15年に一度、巫女が訪れる以外はただ孤独な長い時を何百年も過ごしているという神に、悠羽は心惹かれる。「私では貴方様の孤独を癒せませんか?」そう口にした途端、神は豹変した!!そして信じられない真実が悠羽に告げられ…。いにしえの伝承に隠された艶かしくも残酷な真実の物語…。
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