騙され犯された私に、妊娠という重い現実が追い打ちを掛けるようにのしかかってくる−−。産むことなど出来ず、ひそかに堕胎して東京に出てきた私は、就職先の上司を不倫関係になる−−。そんな関係が長続きするわけもなく、会社を辞めキャバ嬢になった私の前に現れたのは、高校時代に好きだった男だった。彼にだけはこんな私見られたくなかったのに…。なのに彼は−−。