〈クラブ・88〉のママになった妙子。完全な自立をかちとり、店を増やして、女の新しい生き方を示したい――。そんな妙子のまえに、日陰を歩いていても、一種爽やかな夢を抱いた男があらわれる。銀座の夜を生きぬくためには、恋は邪魔ものなのか!? 夜の戦場で、華やかに、そして哀しく咲いてゆく女たちの人間模様を描く半村良の長篇ロマン!