「依頼を受けてもいい。ただし、君が私の下僕になることが条件だ」 伝説の時計職人を捜す新米時計デザイナー・真琴は、ある古城に辿り着く。城の主人は、鉄灰色の瞳に恐いほどの獰猛さをたたえたジャン・アウグスト…彼こそが真琴が捜していた男だった。アウグストは時計を作るのと引き替えに、真琴が彼の「下僕」になるよう要求する。彼の鋭い瞳に見つめられると、牙を立てられるのを待つ獲物になった気がして…!?