著者名:
龍本みお | |
まゆはとある事故のせいで過去2年分の記憶を失った女子高生。病院で目を覚ますと、父が2年前に再婚してできたという兄と母がいた。けれどまゆは全く覚えていない。退院してからも何かとまゆに寄り添ってくれる兄の奏(そう)。失った記憶を思い出したいけど思い出せない。知りたいけどなんだか怖い。そんなまゆの手元には事故の日までまゆが使っていたスマホが。ある日、奏はまゆに「2人きりのときは俺のころ奏って呼んでた。俺とまゆは恋愛関係だった」と言う。兄の衝撃の告白に混乱するまゆ。記憶を失う前のことを知ろうと、思い切ってスマホの電源を入れるまゆだが、パスワードがわからない。そのパスワードの秘密と、スマホに詰まった心揺さぶる真実とは…!?
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