餓死寸前の少年は、平然と人を殺し、生きるためだけに人肉を食い続けた。彼には希望もなければ夢もない。ただ自分の出生を呪うばかりだ。ケダモノのような彼のことを、いつしか人々は“アシュラ”と呼ぶようになっていく……。望まれぬ生をうけたアシュラは、飢餓の極限をどう駆け抜けていったか!? 鬼才ジョージ秋山の代表的傑作、待望の復刊。