何の前触れもなく、出向先から戻ってきた男・渡部。あの夜のことなんて、もう忘れた。一年以上も前の、たった一度きりの夜。ただの会社の同僚として渡部と接していこうと思っていた思っていたのに、全身があの夜のことを覚えているなんて--…。