太平洋戦争末期、鹿児島県鹿屋基地から飛び立つ、5機の特攻機があった。一番機の山吹建夫には、束の間の帰省の折に結婚した、新妻・つや子がいた。 「きみの命を守るために、僕は死ねる。」そう言い残し飛び立っていく彼の運命は。