高校で保健医をしている神崎遊二は、ある日帰ると、アパートの廊下で隣に住む小嶋奏(かなで)が倒れているのを発見する。頭にけがをしているので部屋に入れて介抱することにする。目を覚ました奏から事情を聞くと、あまりについてないことの連続でこのような状況になっていて、その「不幸体質」っぷりに同情の念を寄せる。しかし、料理上手だったり、時に見せる愛くるしい笑顔に「同情」以上の思いを抱くようになる。そんな自分の感情に戸惑う遊二だったが──。