著者名:
純愛鏡 | |
昔から、雪を見るとなぜか胸がざわつく粉雪。自分に足りないもの・ぽっかり空いた心を埋める感情のカケラを探すため、自分探しの旅に出る。訪れた町で、旅行者狙いのひったくりにあい、町の子供に服や荷物を奪われたあげく、道に迷った粉雪は、相葉蒼人に助けられた。危険地区(みすてられた町)は、人間と吸血鬼が共存して生きる町。ここに住む美しい容姿の者は皆、吸血鬼なのだという…。吸血鬼を憎み、殺すためにこの町を訪れた粉雪。その目的を知りながらも、蒼人は何故か親切に、吸血鬼の事を教えてくれる。見ず知らずの他人に、どうしてここまでできるのだろう―?
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